router




CISCO CCNA対策についてはこちら


はじめに


    ルータには大きく分けて個人/小規模ルータ、中規模ルータ、大規模ルータの3種類があります。

    規模については管理コストと柔軟性を基準にしておりますので、
    メーカが提示する規模とは異なる場合もありますが、
    個人的経験からするとルータのLAN側ポート数x2がPCの平均接続限度数です。

    一般に、管理コストと柔軟性の大きさは比例します。
    また、人的コストを抑えることとセキュリティを強化することについては反比例の関係があります。

    これは現実に2倍程度のクライアントPCであれば問題がないという意味ではなく、
    相当する良好な通信環境下でのパケット量で考えてのことですので、
    使用する台数が目安以下でもトラブルが出る可能性があります。

    LANポートの2倍以上の通信量の場合や、無線等の通信環境が良好とは言えない環境の場合、
    IP固定や、無線LANを使用しない、duplexの固定等の基本的な操作をはじめとして、
    ネットワークに送出するパケットをダイエットする必要が出てきます。
    クライアントPC側のFWによるブロックの影響も考える必要があるかも知れません。

    これはFWが破棄する通信を行わないようにしたり、
    必要なパケットがタイムアウトしてしまわないようにする等の作業を指します。

    ルータ側での処理を極力抑える場合、ルータ側への設定よりもむしろ、
    クライアントPC側に柔軟な設定が可能かどうかがポイントとなります。

    これはある程度ネットワーク規模が大きくなると、
    上位ルータを導入した方が管理コストが抑えられることを意味します。

    WAN側ポートに対する通信不良はここで扱う以前の問題ですので、先に確認しましょう。

    トラブルが起こり始めたら、既に赤信号です。
    未然に平均通信量と最大通信量は、分かるようにしておきたいものです。

    また、最終的な受け皿は、製造メーカです。
    メーカがサポートしない機能は、使えるかどうかに関係なくサポート外です。

主な規模分類


・「個人向け/小規模ルータ」


・「中規模ルータ」
    中規模ルータの分類は、メーカ提供のweb管理画面とは別に「telnet」接続での管理が可能なところが違います。
    このことはリモートでの管理が可能であることを意味しますが、
    その範囲はLAN内/NAT越え/VPN越え/WAN越え等、セキュリティレベルに応じて利用出来る範囲が変わります。

    小規模ルータのPRO版では「telnet」が可能なルータがある可能性がありますが、
    基本的にはオプションだと考えた方が良いと思います。




・「大規模ルータ」
    大規模ルータの分類は、基本的にCUI操作というところが違います。
    CUIインターフェイスは柔軟な管理には必須と言うべきインターフェイスです。
    GUI設定を行なうためのwebインターフェイスの設定を行なうことも可能な製品もあります。


     

・共通概要

    いずれのルータにおいても、再起動を行なうことを前提においたネットワーク管理が必要です。
    止められないネットワークであれば、ルータを別にしたマルチセッション環境であることは必須です。

    以下すべてのルータの最小限の確認項目を列挙します。


      ・ 説明書を読んで、設定を行なう前にバックアップ、初期化の方法を確認しましょう。
         (この時点ではwebにはつながっていないはずです)

      ・ ルータのパスワードは必ず設定しましょう。

      ・ WAN側からルータへのアクセスが出来ないことを確認しましょう。

      ・ ファームウエアのバージョンとバージョンアップした場合の内容を確認しましょう。

      ・ サポートセンターへの連絡方法を確認しましょう。

      ・ ルータやPCを再起動して再起動にかかる時間の確認や、トラブルがないことを確認しましょう。

      ・ ルータ側への設定の前にクライアントPCに出来ることがないか確認しましょう。
         (パケットキャプチャやトラブルシュートを含む)

      ・ 設定前にサポートされている機能かどうか確認しましょう。

      ・ 設定前と後にルータ設定の保存を行ない、
         アクセス権の制御や、物理的に切断可能な記憶装置に保存しましょう。

      ・ 意図した通りに動作するか、意図しない動作をしないかどうかを確認しましょう。


    環境によって作業できない項目がある場合、代替案が出せるようにサポートするべきです。
    また、自身で管理できない場合は、ネットワーク業者やメーカサポートを利用するべきです。

    前述の通りメーカサポートが最終的な受け皿となるため、
    メーカでサポートされていないことをネットワーク業者に依頼した場合、
    上位ルータを提案されることを考慮するべきです。
    メーカのサポート範囲内でのトラブルシュートということは、障害を回避するための切り分けを行なうということです。

    不具合を修正、デバッグして、ファームウエアを更新するのは、メーカの仕事です。
    デバッグがどんな作業かは、linuxルータを構築することで体験出来ると思います。



TOP