<< なぜ「vmknoppix」なのか >> すみません。単純に好みの問題です(笑)。 一応、いくつか理由がありますので、まとめておきます。 << 要求定義 >> ・安全に使用出来ること。 これには以下のメリットを含みます。 1.実験環境として使用するため、設定した内容を再起動するだけでクリアすることが出来ます。 2.インストールした環境と違い、設定を間違えた場合の再インストールの手間を省きます。 3.実験環境での失敗を経験することで、再起動しないで修復するためのバックアップの方法を考えることが出来ます。 4.バックアップ手順に失敗しても「1.」の理由で安全です。 5.テスト環境の設定のまま実運用してしまう危険性を「1.」の理由で回避出来るため安全です。 6.「1.」の理由で、スクリプトによる入力ミスを最小限に抑える方法を学べます。 7.実際のトラブル時の置き換えに柔軟かつ即座に対応出来る経験を積むことが出来ます。 ・最小限の設定で動作を試すことが出来ること。 これには以下のメリットを含みます。 1.Windowsがインストールされたシステムや、OSの無いシステムでも、既存のシステムを変更する必要がありません。 2.インストールが不要、あるいはブートローダのインストール+設定のみで済むため、インストールする時間を最小限に抑えることが出来ます。 3.予めインストールされた設定ファイルやコマンドを主に使用するため、説明やテストの際の環境の違いの考慮を最小限に抑えることが出来ます。 4.USB起動が出来ないPCではそのままCD-Rに焼いて使うことが出来ます。 5.USB起動が出来ないPCでは起動用の設定ファイルを変更するだけで、CDブートと組み合わせてUSB起動することも可能です。 6.USB起動が出来る場合、ISOイメージで起動(poor man's boot)することが可能です。 7.既存の内臓IDE-HDDやSCSI-HDDでも同じ方法で導入することが可能です。 8.QEMUやVMWarePlayer等の仮想ディスクへも同じ方法で導入することが可能です。 上記のメリットにより、システム要件が柔軟になります。 ・既存のWindowsシステムをクライアントとして使用している場合には、VMWarePlayer、RealVNC、putty+xmingでゲストOSをテストサーバ環境として試すことが出来ます。 ・既存のWindowsシステムを変更すること無く、また、BIOSの対応、非対応に依存することなく、 USB、CD-R、IDE-HDD、SCSI-HDD、仮想ディスク起動で同等のシステムを構築することが出来ます。 ・既存のOSが無いシステムにも適用可能です。 ・既存のシステムが何らかのLinuxディストリビューションや、その他OSでも最小限の設定で導入可能です (Swapについて変更が必要になる場合がありますが、grubのhideオプションで対応可能です) << 試したディストリビューション >> メルマガでもいくつか紹介しましたが、いくつかのディストリビューションを試しました。 DSL、flonix、CentOS、ScientificLinux、debianLive、debian lenny、 ubuntu、knoppix(5.1.1/5.3.1/6.0)、vmknoppix5.3.1 << ライブDVDではない理由 + USBメモリ8GBを選択した理由 >> ・廉価版のデスクトップPCでは、未だにDVD-Rを焼ける環境が少ないため。 ・ネットブックPCには、CD/DVDドライブが内臓されていないため。 ・USBメモリ8GBでもCDサイズなら、既存のシステムを残したままのバージョンアップが容易に行えるため。 ・2010/01/01現在、「価格.com」でのCD-Rドライブの最安が1,999円。 2010/01/02現在、同価格帯のUSBメモリ容量は8GBのため。 http://kakaku.com/item/01201410671/ http://kakaku.com/item/05269911232/ << USBリーダ + MicroSD(SDHC) 8GB を選択した理由 >> 上記価格帯と変わらずに、MicroSDHCが使えること。 「内蔵式 microSD/microSDHC用カードリーダー (取り外し用爪無しモデル) Donyaダイレクト DN-CR266B [メ02]」:499円 「microSDHCメモリカード 8GB [東芝メモリチップ版] [外箱なし] [メ02]」:1,539円 +送料+支払い方法によりなんらかの手数料 http://www.donya.jp/item/6766.html http://www.donya.jp/item/8626.html ・様々なBIOS環境に対応するため。 1.USB起動はBIOSが対応している必要があるという制限があります。 2.SD-IDE変換とMicroSD-SD変換アダプタを使えば、最も一般的な内臓IDE-HDDとしてBIOSに認識させて起動可能です。 オプションではありますが、要件定義で、IDE-HDDにも対応するシステムを選択したため、 無駄にしない使い方が可能です。 他にも、BIOSがUSB起動に対応していて、USB接続タイプの外付けHDD側でも起動可能な場合は、 外付けHDDにも同様にシステムを導入することが出来ます。 CompactFlash+CF-IDE変換アダプタ等、例を上げた以外にもアイデア次第で様々な使い方が可能だと思います。 << メルマガをはじるに至った経緯 >> ・メインで使用しているサーバのOSがdebian lennyなのですが、debianベースのLPIC対策情報が見つからなかったこと。 << LPICの勉強法 >> ・動作させることが出来ないことには始まらないので、 最小限の設定で動作させることを前提としていますが、 最終的な目標は以下のような流れを作ることです。 vmknoppixでの環境チェック + 動作チェック -> 様々なオプションのテスト -> debianサーバへの適用 -> 他のディストリビューションへの応用 ・11,12月のメルマガでは、一気に行おうと試みましたが、 1月からはシンプルに、vmknoppixでの環境チェック+動作チェックのみをピックアップします。 実際の作業をwebにまとめることにより、メルマガの方はシンプルになったと思います(自己判断)。 << ubuntu ではない理由 >> debianベースでdebianを除いて今最も普及しているのはubuntuであることは認識していますが、 上記の目的の為にはvmknoppixの方が優れていると判断しました。 最新のPCに対応するためには、ubuntuの方が適しているケースもあると思いますが、 仮想化という方法で代用出来ます。 要件定義にある、「安全かつ最小限な方法で」というところと、 その恩恵による「柔軟なシステムに同一の環境を構築することが出来る」というメリットに適合したと判断した場合や、 他のディストリビューションへの応用を紹介する際には、ubuntuも紹介したいと思っています。